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November 26, 2004

新しい発見

幼少の頃を北海道で過ごした私は、「のり巻き」といえば「かっぱ巻き」と「鉄火巻き」しか知りませんでした。
(北海道に「かんぴょう巻き」が無いのかどうか、私は知りませんが、母が言うには、私がかんぴょう巻きを知らなかったのは「北海道だから」だそうです。)

で、母の実家に引っ越して間もなく、私は人生で初めて「かんぴょう巻き」と出会うことになりました。
当然のごとく、鉄火巻きだと思い込んでかんぴょう巻きを、一口。
・・・・・・!
即座に出したらしいです。おぼえてませんが。

特に不味かった訳ではないと思います(コーラと思い込んでめんつゆを一気飲みした衝撃に近かったかと。)が、その後、私はのり巻きを見ると必ず具を確認し、かんぴょうであった場合は確実に除去してから食していました。
私が再びかんぴょう巻きを口にするまでには十年の歳月を必要とします。


さて、十年後です。
祖母の勤務するすし屋でアルバイトをすることになった私。
ここの店主がいい人で、暇を見てはいろんな寿司を試食?させてくれました。それも、高いものばかり。
毎日天国です。ウニ、トロ、イクラ、食べ放題!

・・・毎日です。

寿司が「特別」なのは、めったに食べられないからだということを知った、十五の冬。
高級な寿司ネタというのは、どういうわけか、まったりこってりしたものが多いものです。こういうものが続くとさっぱりしたものが恋しくなるのもヒトの性。あれほど頑なに拒み続けたかんぴょう巻きが、いつしか心の友となっていました。


嫌いな食べ物と暇な時間を両方持つ人には、バイトが克服の一手になることもあります。

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