October 26, 2005

ビフォアアフター

宝くじが当たったら、私はお風呂を改装したい。
いや、当たらなくてもいつか、いつかといわず今すぐにでも改装したい。
というのも、我が家のお風呂にはいかんともしがたい欠点があるのだ。

窓がある。
掃き出し窓サイズの、お風呂場には非常識なほど大きな窓だ。
曇りガラスでもなんでもない、透明なガラスがはまっている。
昔はこのお風呂からは海と桟橋が見えたらしい。
でも今は崖下のお隣さんが二階建てになり、海は見えない。
そのかわりお隣さんの二階から、うちのお風呂が丸見えだ。
それじゃ困るのでシャワーカーテンをかけてあるが、これがすぐにカビる。
台風が来ると、この無駄に大きな窓は風にたわんでいる。
割れそうな気がしてゆっくりお風呂に入れない。
しかも、ぴったり閉まらない。たまに湯船の底に砂が積もる。
窓のせいで天井が高く、掃除が行き届かない。電球を替えるのも大騒ぎだ。


宝くじが当たったら、私はお風呂を改装したい。
いや、当たらなくてもいつか、いつかといわず今すぐにでも改装したい。
そのときは必ず!窓は普通の窓にする。

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August 22, 2005

トラックバック野郎「こんなデートがしてみたい」

明日には次のお題が出るというのに、激しく今更な気がしないでもないですが。


雲ひとつない快晴の日曜日、愛車の助手席に彼を乗せてドライブ。
海岸沿い、潮風を受けながら快調に走る真っ赤なチンクェチェント。
途中でクルマが動かなくなって、彼がエンジンルームを覗き込む演出(?)も可。
機械いじりって、男のカッコよさが割り増しされるシチュエーションのひとつだと思う。
ただのガス欠というオチがあってもいい。
JAFを待つ間、今日のF1を事前予想。
フェラーリファンの私とルノー一押しの彼との議論は白熱。
そのうちJAFが到着して愛車復活。
フェラーリ対ルノー論争はひとまず休戦という事にして、ドライブ続行・・・。

そんな日曜の午後。


・・・つっ込みどころ満載です。

彼氏がいないとか、そもそも男はちょっと・・・というのはこの際置いとくとしても、私はチンクェチェントどころかクルマは持ってませんし、年に数回しか運転しないペーパードライバー。
それに、チンクェチェントことフィアット500はかなり古い車種で、エアコンなんて付いてません。
この季節に、日差しを遮るもののない海岸沿いを走るには不向きと言えるでしょう。
それから、私の生息地はど田舎で、
   JAFは来ません・・・!
更に言えば、今年のフェラーリは不調で、かたやルノーは絶好調。議論の余地があるのかどうか・・・。


・・・架空の日曜日にため息を禁じえない、現実の月曜日です。


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November 26, 2004

新しい発見

幼少の頃を北海道で過ごした私は、「のり巻き」といえば「かっぱ巻き」と「鉄火巻き」しか知りませんでした。
(北海道に「かんぴょう巻き」が無いのかどうか、私は知りませんが、母が言うには、私がかんぴょう巻きを知らなかったのは「北海道だから」だそうです。)

で、母の実家に引っ越して間もなく、私は人生で初めて「かんぴょう巻き」と出会うことになりました。
当然のごとく、鉄火巻きだと思い込んでかんぴょう巻きを、一口。
・・・・・・!
即座に出したらしいです。おぼえてませんが。

特に不味かった訳ではないと思います(コーラと思い込んでめんつゆを一気飲みした衝撃に近かったかと。)が、その後、私はのり巻きを見ると必ず具を確認し、かんぴょうであった場合は確実に除去してから食していました。
私が再びかんぴょう巻きを口にするまでには十年の歳月を必要とします。


さて、十年後です。
祖母の勤務するすし屋でアルバイトをすることになった私。
ここの店主がいい人で、暇を見てはいろんな寿司を試食?させてくれました。それも、高いものばかり。
毎日天国です。ウニ、トロ、イクラ、食べ放題!

・・・毎日です。

寿司が「特別」なのは、めったに食べられないからだということを知った、十五の冬。
高級な寿司ネタというのは、どういうわけか、まったりこってりしたものが多いものです。こういうものが続くとさっぱりしたものが恋しくなるのもヒトの性。あれほど頑なに拒み続けたかんぴょう巻きが、いつしか心の友となっていました。


嫌いな食べ物と暇な時間を両方持つ人には、バイトが克服の一手になることもあります。

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October 29, 2004

生まれ変わったら?

私が小さかった頃、母はよく、
「アンタは私のお腹の中に“忘れ物”をしてきたのね。」
と言ったものです。
つまり、「男に生まれてくるハズだったんじゃないの?」と、言いたいのでしょう。

(では母よ、年々大きくなってゆくアナタのお腹には、未だに私の“忘れ物”が入っていて、なおかつ成長を続けているとでも言うのですか。・・・嫌な出っ腹です。)

幼少の頃は実に男勝りな性格だったため、私自身「来世は男に!」と思っていましたが、どういうわけか“男勝り”が“男嫌い”にクラスチェンジしてしまった現在は、ヒゲやスネ毛やアレが己の身に出現するのは却下です。


では今の私が生まれ変わるなら?


20×0年(※1)、神奈川県(※2)に生まれる。
家は本屋で、長女。男の兄弟はなく、下に妹が最低一人。(※3)。
小学校受験に失敗し、公立小学校に入学。(※4)
その後、中学、高校までは地元の公立校にて至って普通の学生時代をすごす。
東京の大学(※5)に進学。卒業するや即座に実家に帰還。
実家の本屋を手伝いつつ、基本はパラサイト。
やがて実家を継ぎ、甥っ子を養子にもらう。(※6)
「行き遅れ」、「行かず後家」とからかう近所のお客を適当に受け流しつつ、「本屋のオバちゃん」としてのんびり一生を送る。

・・・完璧。(え


※1)キリのいい年生まれだと計算が楽です。
※2)都会過ぎず、田舎過ぎず。千葉県も可。
※3)後々実家を継ぐには男兄弟は困ります。でも両親に孫を見せてあげたいので妹が必要です。
※4)期待されないのは寂しいですが過剰な期待も厄介なので、早めに適度に諦めてもらいます。
※5)都会の生活もしてみたいですが、4年で充分です。
※6)子供は欲しいけれど、旦那はいりません。

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October 19, 2004

田舎遊び

その昔、私が北海道の都会から東京都のド田舎に引っ越したばかりのころのことです。
母が私に教えた遊びは、ジョロウグモを捕まえてひたすら糸を引っ張り出す、というものでした。

ジョロウグモって見たことあります?黄色と黒のしましまの、2~3センチくらいのクモです。足を入れたらもう少し大きいでしょうか。夏の終わりから秋口にかけて、街路樹なんかに巣をかけています。
これを捕まえて、8本の足を後ろ手(?)につまみ、引き出した糸を二股になった木の枝に巻き取ります。
・・・それだけです。でも、たまに金色の糸を出すクモもいたりして、結構楽しかったと記憶しています。
っていうか、どう考えても女の子の遊びじゃありませんよね。
ですが、もともと昆虫類には抵抗がなかったようで、初めは気持ち悪がっていた私も、すぐに夢中になりました。

これが保育園のクラスメイトに山火事のような勢いで広まり、あっという間にブームになりました。
私のクラスは男子8人女子2人で、たった2人の女子の一人が私です。もう一方の子は私とは正反対の典型的な「女の子」でした。クラス中でクモ糸ブームが巻き起こる中、さぞや怯えていたことでしょう。
しかも、怯えていたのはその子だけじゃありません。保育士の先生も女性ばかり、怖がって近づきません。こうなるとみんなしてクモを手に先生を追い回す騒ぎに。

夕方、お母さんたちが迎えに来る頃には、道のあちこちには疲れ果てたジョロウグモが落ちていました。教室の片隅には泣きべその女の子と半泣きの先生が・・・。


今となっては楽しい思い出ですが、卒園アルバムにはクラスメイトによる私の評価が残されています。
・つよい  ・泣かない  ・クモを捕まえるのが上手
・・・やはり女の子としては終わってますね。

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